剧情简介 : 鉄橋を列車が走る。それを見ている富士ケ辻と呼ぶ現在の河川敷に、ひっそりと立つ小さな地蔵。その地蔵の「私は見た」と言う呟きで、物語は幕を開ける。そして、地蔵の思い出として、この物語は語られていく。 時は、徳川幕府統治の江戸時代。槍持ちの訥平(田崎)は、主君の結城新兵衛(高田)とその息子新太郎(片山)に仕えていた。 湯治中の新兵衛が囲碁の席上で、言葉の行き違いから相手の磯貝某に斬り殺された。息子の新太郎と下郎の訥平は、折悪しく不在だった。 相手の男の顔には9つの黒子(ほくろ)があると言うだけで、人相は明瞭ではなかった。 ただ、争いの最中に、彼の人差し指も新兵衛に切り落とされた。黒子と併せてそれを手掛かりに、訥平と新しい主君である新太郎は仇討ちの旅に出た。 途中で、人指し指の無い武士(丹波)を仇と間違え、訥平が指を詰めて謝罪しようとするが、新太郎が庇って助...